Formula NIPPON 2006 Rd.2 Race Report

日時:2006年4月16日 フォーミュラニッポン第2戦 決勝(鈴鹿サーキット)

実質の開幕戦!22台による壮絶な戦いが今始まる。

悪天候により、レース開始不可能となり中断された富士スピードウェイでの開幕戦から2週間。実質の開幕戦となる全日本選手権フォーミュラ・ニッポンが鈴鹿サーキットで行われました。5号車の道上選手/6号車の折目選手ともに開幕戦でのフラストレーションを吹き飛ばすレースを展開しました。
第2戦 公式予選 1回目
 
ドライコンディションで行われた金曜日の公式テストから一転、土曜日の公式予選は、朝から雨模様となった。開幕戦よりセットを決めきれずにいたTEAM5ZIGENは金曜日もなかなかタイムがあがらず、厳しい状況で公式予選を戦わなくてはいけなかった。雨の影響で、サポートレースの車両がコースアウトしたため、フォーミュラニッポンの公式予選は、5分遅れの午前10時20分より開始された。コースがオープンとなり、全車続々とコースインしていく。各チーム、路面状況をたしかめながら周回、すぐまた、ピットへと戻り始めた。5号車/6号車ともに、金曜日とは車両の状況が違い、すぐに細かくセットの変更を行った。
 
午前中の予報では、午後も雨が降り続く模様と情報が流れており、各車、ニュータイヤで序盤よりアタックを始めた。多くの車両がアタックを始めた直後に立川選手のマシンがミッションオイル漏れを起こしたため、コースには全周にわたってオイルが出てしまった。この影響で、ほとんどのマシンがこのアタックでなかなかタイムがあがらず、TEAM5ZIGENの5号車/6号車ともほとんどアタックができないまま、5号車道上選手が19番手/6号車折目選手が21番手で1回目の予選を終了した。


第2戦 公式予選 2回目
 
2回目の予選が始まったのが午後2時40分。それまでの間、雨は降ったりやんだりを繰り返していた。フォーミュラ・ニッポンの2回目の予選が始まる前に、2輪の走行が行われていた。2輪のタイムも周回を重ねていくごとにタイムをあげていき、路面の状況が良くなりつつあった。フォーミュラ・ニッポンの2回目の予選がはじまり、全車レインタイヤでコースインしていったが、1回目より路面コンディションが格段によくなっていたため、午前中のタイムを更新する車両がつづいた。道上選手も午前中のタイムをすぐに更新し中盤あたりをキープしていた。しかし、まだ路面が濡れている状態で、ブノアトレルイエ選手がスリックタイヤでコースインしていった。各チーム、その状況を見守っている中、ブノアトレルイエ選手がアタックに入った。なんとマシンをすべらしながらもレインのトップタイムを5秒以上回るタイムをあげた。この状況に、危険ではあるが、スリックでの走行にTEAMN5ZIGENも切り替えた。すぐにピットにマシンをもどし、この状況でのスリック用にセットを変更し、コースに戻った。各マシン、スリックでのアタック合戦が始まった。トップタイムにかぎらず、すべての順位がめまぐるしく変わる状況が起こり、一時も目が話せない状況が続いた。5号車道上選手も果敢にアタックをおこなった。しかし、最後のアタック中にヘアピンで痛恨のスピンを喫してしまう。セクター2まで自己ベストが続いており、このスピンは悔やまれた。この結果、早めのニュータイヤ投入でアタックに入った6号車折目選手が18番手、5号車道上選手が17番手で予選を終えた。






第2戦 決勝 (午前フリー走行)
 
昨日の雨模様の天候とは変わり、朝から晴天の恵まれた。例年この時期の鈴鹿サーキットは2&4ということで2輪/4輪が同時開催される。気温も半袖で過ごせそうな陽気となり、多くのファンでにぎわった。
 
朝のフリー走行が午前8時40分開始が予定されいた。この走行がレースまでの最後のセットアップの時間に使われ、各チームピット作業の練習やスタート練習など決勝を意識したメニューをこなしていった。 しかし、TEAM5ZIGENは、まだセットが完全に決めきれておらず、この時間もセットアップに有効に使った。この日は昨日までのセットから大きく変化させた。これが、うまく機能し、昨日までとは比べものにならないほどマシンの状態がよくなった。昨日の予選時にこのセットが出せればと悔やまれるが、決勝レースに期待ができる内容となった。また、6号車折目選手も昨年のF3時にはなかったピット練習などを重点的に行った。  
サポートレースのインテグラやJSB1000(2輪)で多重クラッシュで赤旗が出されたため、フォーミュラ・ニッポンのスタート進行も50分遅れとなり、フォーメーションラップが切られたのは午後3時20分。 昨年より大幅に増えた22台のマシンがひとつの隊列となり1周のフォーメーションラップが行われた。
 
午後3時24分23秒、スタートが切られた。
 
道上選手もいいスタートを切ったが、数台のエンジンストールしたマシンにさえぎられ、1コーナーには16番手で進入していった。6号車折目選手は、痛恨のエンジンストップ。折目選手のほかに、フロントロウの本山選手、高木選手も同じようにクラッチをつないだ瞬間にエンジンストップさせてしまう。この問題に見舞われたマシンはスタートアシスタントシステムをいずれも使用しており、このシステムを使用しなかったマシンがいいスタートを切った。
 
ポールポジションからのスタートのブノアトレルイエ選手がフライングを取られ5周終了時、ドライブスルーペナルティーの提示がなされた。道上選手もマシンの状態は良くレースラップをあげていきたいのだが、車群の中盤に位置しており、なかなかペースがあげられない周回が続いた。ブノア選手に変わってトップに立ったのは、アンドレロッテラー選手。アンドレロッテラー選手が独走かと思いきや、130Rでロッテラー選手のマシンに異変が起こる。右リアタイヤがスローパンクチャーを起こし、緊急ピットイン。当然トムスのピットはタイヤ交換の準備ができておらず、大幅なタイムロスとなった。上位陣がつぎつぎにアクシデントや不運に見舞われており、この後の波乱のレース展開を予感させた。中盤でラップタイムがあげられずにいた道上選手は、早めのピッインを選択。13周目にピットイン。スタッフも冷静に対応し、一つミスもなくコースへと送りだした。27周目には、6号車折目選手もピットイン。大きな問題もなくコースへと戻った。
 
しかし、33周目ぐらいから、空には雨雲がたちこめ、雨がパラつき始めた。この雨は強弱を繰り返し、路面は徐々にスリッピ−な状態となった。全車、スリックタイヤを装着しており、コース上に留まっているのが大変な状況となってきた。
ちょうど40周をこえたあたりから、雨が更に強さを増す。この滑りやすい路面に松田選手/片岡選手/山本選手/土屋選手など多くの選手がコースアウトをしてしまう。そんな状況のなかでも、道上選手/折目選手は冷静に周回を重ね、道上選手が12番手/折目選手が16番手を走行していた。急遽、チームはレインタイヤへの交換を決断。44周目に折目選手/45周目に道上選手がレインタイヤに履き替えた。そんな中、47周目に思いがけないアクシデントに見舞われた。道上選手のマシンがコース上で燃料系のトラブルにより止まってしまう。ほぼ同位置を走っていたアンドレロッテラー選手が5位フィニッシュしたいたことを考えると悔やんでも悔やみきれないトラブルが起こった。6号車折目選手は、リタイヤした道上選手の分もコース上で果敢に周回をかさね15位チェッカーを受けた。
完走18台(完走扱いも含む)の壮絶なレースが終了し、ルーキーの折目選手の初めてのFNのレースの完走、中盤での粘りなど、この後を期待させるレースとなった。道上選手に関しても、日曜日の朝から、マシンがいい方向に向かい始め、第3戦より、上位グループに食い込むことができるとチームスタッフも確信している。こうしてレース活動ができますのも、ご支援、ご協力くださいます皆様方のおかげです。心から感謝を申し上げるとともに、最善の結果も求めて、努力することをお約束致します。今後ともご声援賜れますよう、重ねてお願い申し上げます。


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