Formula NIPPON 2006 Rd.9 Race Report

日時:2006年11月19日 フォーミュラニッポン第9戦 決勝(鈴鹿サーキット)

レース中の天候の変化に苦戦を強いられた菅生ラウンド!
ペナルティーから不運が重なり、痛恨の失格!

2006年シーズンを振り返って、この最終戦までまったく結果を残せず、苦しいレースを強いられた。しかし、この最終戦を迎えるにあたり、チームは大きな決断を行う。折目選手がステアリングを握っていた6号車のドライバーをJ.Pオリベイラ選手へと交代し、最終戦へのぞんだ。

11月17日(金)公式合同テスト
路面:ドライ

肌寒い中、公式合同テストが行われた。最終戦より6号車をドライブするJPオリベイラ選手にとって最初で最後のテストが行われた。

昨年、ルーキーテストの時に乗ったマシンは今年のマシンとは違い、本当に初めての走行となった。6号車オリベイラ選手はコースオープンと同時にコースイン。まずマシンに慣れるために周回を精力的に重ねた。 コース上でスピンをするシーンも何度かあったが、徐々にタイムもあがり始め、午後のテストの時には、オリベイラ選手は21番手でセッションを終了した。
 
 
10月18日(土)公式予選
路面:ドライ

昨日の公式テストの時とは空模様も一転、どんよりとした雲が覆い、冷たい空気が流れていた。 道上選手は前戦の茂木戦でのトラブルで、エンジンにダメージを負ってしまい、この最終戦は10グリッド降格が確定していた。午前10時10分、予選1回目が開始された。道上選手、オリベイラ選手ともに早々とコースインしてマシンの状態を確認した。

開始15分過ぎにはほぼ全車がコースイン。1セット目のニュータイヤでのタイムアタックが始まった。ここでめまぐるしく順位が入れ替わり、セッションも終盤にさしかかると2セット目のニュータイヤでのアタックが始まった。オリベイラ選手もアタックに入った。
 
セクター1/2までは驚異的なタイムを刻み、1セットめのタイムより2秒近く早いタイムでセクター2を通過。しかし、130Rで痛恨のスピン。このスピンで1回目の予選を終了し18番手で終えた。道上選手も2セットめのアタックに入った。なかなかセットが決まらず、いいマシン状態でアタックができず、17番手で1回目の予選を終えた。



2回目の予選が開始されたのは午後3時15分。このころになると、気温も一段と下がり路面温度も低くなっていた。雨が降り出してもおかしくないような天候で2回目の予選が始まった。まずは、午前中に装着していたタイヤで路面状況の確認を行った。マシンセットも午前中の状態からセットを調整し、臨んだ。セッション中盤に3セットめのタイヤでアタックに入った。

道上選手、オリベイラ選手ともに、午前中の自己ベストを更新、しかし、他のマシンも続々と好タイムを刻んでいく。セッション残り10分ほどになると4セット目のニュータイヤでのアタックが始まった。

道上選手もオリベイラ選手も果敢に攻めた。オリベイラ選手も4セットめでもベストタイムを刻み、午前中より1秒以上早いタイムで17番手で2回目の予選を終えた。

道上選手も午前中のタイムよりは上げてきたものの、なかなか思っているセットが決まらず、21番手で2回目を終えた。この2回目のタイムの順位がほぼ、総合の順位となり、明日の決勝のグリッドが確定した。


11月19日(日)決勝レース
路面:WET

シーズンを通して雨のレースが多く、この最終戦も決勝レースは雨で始まった。朝方は降ったり止んだりと不安定な状態が続いたが、昼ごろには雨も降り続き、その後止むことはなかった。雨の影響で進行が少し遅れ、決勝レースのスタート準備に入った。道上選手は10グリッド降格があり最後尾スタート、オリベイラ選手は17番グリッドからのスタートと両者とも後方からのスタートとなり、無給油、タイヤ無交換の作戦をとった。ホンダエンジンの燃費では無給油もかなり難しく、状況によってはピットに入ることも想定された。

22台のマシンが一列の隊列走行に入った。全車がグリッドに付き、レッドシグナルからのブラックアウト。前の数台しか確認できないほどの水しぶきを上げて全車一斉にスタート。オープニングラップでも若干の混乱があり、ヘアピンで高木選手がクラッシュ、その後荒選手もコースアウトでリタイヤしている。

オープニングラップを道上選手が20番で、オリベイラ選手が18番でメインストレートを通過していった。オリベイラ選手も先頭グループと変わらぬ驚異的なタイムで追い上げをはかる。

3周目に入る頃には、オリベイラ選手は16番手の位置に付けた。レース中盤に差し掛かると雨脚もさらに強くなり始め、コースアウトやクラッシュでリタイヤするマシンが続出した。


道上選手もオリベイラ選手も粘りの走りでオリベイラ選手が10番手、道上選手が11番手まで追い上げた。レースも終盤に差し掛かかり、オリベイラ選手は無給油でギリギリで走りきれると判断。燃費調整を行いながらポジションをキープして周回を重ねた。

道上選手のマシンは燃料がきつくなり、一時9位までポジションアップしたが残り数周ペースダウンを強いられ11位まで順位を落としチェッカーを受けた。

オリベイラ選手は、燃費調整しながらもポジションをキープし今季最高位の8位でチェッカーを受け、両車とも荒れたレース展開の中、見事完走を果たした。

チームとして今シーズンは本当に厳しいレースを強いられました。シャーシ、エンジン、ドライバーとすべてが新しいパッケージで始まり、ポイントを獲得できないままシーズンを終了することに悔しさもあり、今シーズンの課題を一つ一つ解決してオフシーズンから来シーズンにむけての戦いが始まります。

今年1年間、TEAM 5ZIGENを応援いただきました皆様に感謝申し上げます。満足のいく結果ではございませんが、この苦しいレース経験も必ずや来期にもつながるものと考えます。

来シーズンこそ、チームタイトルを目指し、戦い抜きます。
今後とも変わらぬご支援をいただけますようお願い申し上げます。

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